超高齢社会と医療の対応

向かうべき道

01m (3)近年、高齢化社会がさらに進んで、超高齢化社会に向かっているといわれているのですが、これに対して医療はどのように対応すべきなのでしょうか。

実際のところ、高齢者はたくさんの慢性病を持っているといわれている中で、病院依存の医療から、在宅ケア重視の方向性に転換しようとしています。

これは、考え的には当然のことだといえるわけですが、医療は果たしてどうなっていくべきかということについて紹介していきたいです。

例えば、片田舎では病院に行く人はあまりいないですし、そこにはお医者さんがいて、何かあったときに来てくれるのが普通、高齢者は死ぬときには自宅で死を迎えるというのが当たり前になっていました。

超高齢化社会というのは、言ってみればこの死ぬということが普通にたくさん起こりうる社会ともいえるわけです。

超高齢社会の医療問題というのは、どのように死と向き合うのかという風な問題であると言ってもいいものなのです。

自宅で過ごしたい

2012年にホスピス財団が纏めたデータがあるのですが、これを見てみると、余命が限られている人が自宅で過ごしたいと思う割合は8割以上となっています。

しかし、これが可能であると思う人は18.3%しかおらず、残りは実現は難しいと思うとい答えています。

自宅で最期を過ごすための条件としては、介護してくれる家族がいる、家族への負担ができるだけ小さくなること、急変時に対応できる体制があること、そして自宅に往診してくれる医者がいること、という条件があるのです。

それから、終末医療に使われる麻薬のイメージについてです。

こちらは、どうしようもない痛みを和らげるために使うものなのですが、8割以上の方が、痛みが和らぐと答えており、59%の人が最後の手段であり、49.4%が副作用があるという風に答えており、まだまだ理解が十分にされていないという現状があります。

先進国においては、最後の手段、副作用といったことについてはほとんど見られてはいません。

これが、医療用麻薬があまり使われないという理由の一つとなっています。

若い人たちの負担

超高齢社会というのは、必ずやってきて、若い人たちの負担が自然に大きくなるものです。

この医療問題に対しては対策を立てることは大事ですが、やはり忘れてほしくないことはあります。

今、まさに高齢者になろうとしている人たちは、戦後の日本を大きく支えてきた人たちである、ということです。

もしもこれを今の若い人たちが理解せずに、単に経済状況や稼ぎだけに目が行ってしまうようであれば、この先どんなに頑張ってみてもいい結果は生まれないでしょうし、達成感を得られることも少なくなってしまうことでしょう。