宅患者に振り回される

高まる医療依存度

訪問介護における、利用者の医療依存度は高まってきています。

患者の病状レベルは、軽度から最重度までの4つのランクに分かれているのですが、このうちの最重度、そして重度の割合が明らかに増えてきているというのです。

要するに、緊急時に24時間対応が必要になる利用者が増えているという風にも言えるわけです。

24時間体制

対応は24時間になりますから、訪問看護ステーションにおいては、必ず誰かが連絡を取ることができるようにして、緊急呼び出しに備えることになります。

いつ呼び出されてもいいように、トイレにもお風呂にも持っていき、片時も連絡のことを忘れないようにするというものです。

そして、いざコールが鳴って行ってみたら、認知症の患者さんが、薬を飲んだのか、寂しかったということもありますし、いよいよ…ということもありますから全く気が抜けない状況になるわけです。

夜勤の病院となってくると、夜勤明けは休むことができるのですが、訪問看護の場合は朝から常に出勤ですから、結局徹夜して出勤しているようなものになります。

そして、小さな訪問看護ステーションの場合は収入も不安定になるわけですが、やはり赤字経営のところもあって激務になりやすいとされています。

何かしらインフルエンザなどが流行りやすい時期になると、高齢者がそれに感染してしまい、時間を多くとられてしまって結局赤字になってしまうということもあるのです。

体力が必要

常に新しい患者がいればいいのですが、切れ目ができてしまうと収入減も減ってしまうことになります。

ですから、ちょっとくらい無理をしてでも、顧客をつかみたいという体制であれば、全体的にぎりぎりになるような状況は目に見えています。

結局、最初から最後まで患者さんに振り回されているような状況としか言いようがなく、体力的に持たない状況になってしまっているというわけです。